オマーン 4泊6日 アクティビティーを楽しむツアー

お客様レポート

4泊6日でオマーンに行ってきました。砂漠あり、岩山あり、海あり、街あり、フォートあり、モスクあり。さまざまなアクティビティを楽しみたくオマーンに行くことにしました。大自然でのアクティビティが多いため、個人では行くことができず、ツアーガイドをつける必要がありましたので、今回はシーシャマン(株)さんで手配をお願いしました。


1日目 関西⇒ドバイ⇒マスカット

今回の旅行では、航空券、ビザの取得は自分たちで実施しました。ビザはマスカットの空港でも取得できるようでしたが、空港でとなると別途時間がかかるようで事前にネットで頑張ってみました。ビザはアラビア語、英語のページのみで少し手こずりましたが(2時間もかかった!)、なんとか取得。エミレーツは座席も広々で快適でした。また、かわいらしいアメニティまで!いろんな色があり友達とどの色にするか争奪戦を繰り広げ体力を使ってしまうも、ゆったり座席でドバイの空港まで体力を回復させられました。エミレーツは、出発時刻が早まることがあるらしく余裕をもってゲートに行くのがよいよう。実際、私たちの便も10分早まっていました。

ドバイでのトランジットは、入国と出国のターミナルが同じで迷うことなくクリア。オマーンでの時間を最大限に活かすため、ドバイで着替え、身支度を済ませておきます。ワディシャーブでスイミングをするため水着を着用し、飛行機に乗り込みます!

エミレーツ航空のアメニティーセット

機内食メニュー

メイン:ハンバーグとあめ色タマネギを添えて

メイン:カレイのソテー 豆鼓醤とブロッコリー

関西⇒ドバイまで約10時間

ドバイの空港

2日目 マスカット⇒ワディーシャーブ(スイミング)⇒ワヒバ砂漠へ

マスカット到着。ビザ未取得の方たちは別途手続きをしていたので、日本で取得していてよかったと改めて実感。入国手続きを済ませ、ガイドさんを探します。アジア人は少なく目立っていたのか、ガイドさんが私たちを見つけてくれました。ネームプレートを持ってくれていたのでこの方が私たちのガイドさんだ!とこちらもとてもわかりやすかったです。新車かと思うほどとても綺麗な日産の大型車でシンクホール、ワディシャーブ、ワヒバ砂漠へ。

しかし、空港を出てびっくり。雨が降っていました。オマーンでは雨が珍しいとガイドブックに書いてあったのに!!雨だとシンクホール、ワディシャーブは行くことができない、また楽しみにしていたワヒバ砂漠の夕日を見ることができないとのことで絶望でした。とりあえず車で現地に向かいました。しかし、移動してすぐに見えてくる壮大な岩山!岩山!!街も真っ白の建物で美しく、ときおりモスクも。うっとり見惚れます。雨の絶望を忘れてしまうくらいの感動でした!

ドライバーガイドはマスカット~マスカットまでスルー手配。

そうこうしている間に雨はやみ、シンクホールへ。片側に山、片側に海、そんな道を走っていると突如綺麗な公園が出てき、そこにシンクホールがありました。まん丸の穴にエメラルドグリーンの水!小さな魚もたくさん。泳いでいるのは男性だけで女性は眺めていました。現地の男性は対岸まで泳ぎ、崖を上り飛び込んで遊んでいました。

続きまして、ワディシャーブ。野良ヤギがたくさんいます。両サイドに断崖絶壁の岩山がそびえ立ち、そこはまさにオマーンのグランドキャニオンでした。奥へ進むほど岩も激しくなり足元も悪くなりますが、オアシスを見てテンションもあがります。暑い中30-40分歩いた先のオアシスで水浴び。水の色は、エメラルドグリーンでとても神秘的でした。途中、道はなくなり泳いで進みます。明確なゴールはないらしく私たちはいけるところまでズンズン進んで行きました。足がつかないくらいのところを数分泳ぎ、人の頭が一つ通れるくらい狭い岩場を泳ぎ通りぬけるとその先は洞窟になっていました。日が差し込み、本当に幻想的でした。飛び込んで遊ぶ用のロープが備え付けられており、それでも遊ぶことができます。

また30分かけて帰ります。同じ道を帰るのですが、2度目でもやはり感動。岩山が壮大でよそ見をして歩くと、たまに見かける草にぶつかる。ひっつきむしが大量に!現地の人、ガイド、観光客みんなが笑います。ガイドさんは無理に取るなと言う。なかなか取れないし、痛い。帰りでよかった。

ワディシャーブで遊んだあとは、ワヒバ砂漠へ。

両サイドが岩山の風景から、ところどころ低木の生えたごつごつした平地へ変わり、今度は広大な砂漠へと景色はどんどん変わります。ほんと景色が壮大。砂漠での夕日鑑賞を希望していた私たちですが、結果、夕日には間に合わず。当初より夕日を見るためには観光を早々に切り上げる必要があると判明しておりました。しかしワディシャーブを楽しみすぎたため夕日に間に合わないことに・・・そんな自業自得な状況でしたが、どうにかして夕日を見ることができないかとガイドさんは最善をつくしてくれました。オマーンの人、とても親切で優しい!ありがとうございます。

ワヒバ砂漠では、砂漠の中にあるホテルに泊まりました。オマニーコーヒーとデーツでもてなされお部屋へ。客室はひとつひとつが独立しておりとてもかわいい。

夕食はレストランの建物へ移動していただきました。ガイドさんを含め3人分の食事ですが、10人分はあるくらいの量、料理も10品も!オマーン料理なのかインド料理なのかはよくわかりませんでしたが、お肉、お野菜、ライス、パン、デザートと盛りだくさんで、とても美味しくもりもり食べました。

ホテルの外灯以外、光はありません。夜に砂漠散策をするなら、懐中電灯をもっていくとよいと思いました。満点の星空は残念ながら見ることができませんでした。曇っていたこと、また月が大変明るく出ていたことから、この日のワヒバ砂漠の星空は大阪とおんなじ感じでした・・・

明日の朝は早朝から朝日を見るため早く寝ます。

3日目 ワヒバ砂漠⇒ワディ―バニハリッド⇒べドウィンハウス⇒ニズワ

朝日を見るため、早朝からホテルの裏山(裏砂山?)を登ります。ひたすらしんどい、一歩進めるたび砂は崩れていき、死ぬかと思いました。日の出が6時40分。朝5時半からスタンバイしました。真っ暗な中、また寒い中待ちました。だんだんと明るくなっていき、砂漠の大きさ、空の大きさに気が付きます。そんな大きな世界の中、その日は宿泊客も少なかったのか、砂漠にいたのは私たちだけでした。

360度見渡す限りの砂漠。砂漠の先から昇ってくる朝日を見て、砂漠を思い切り走回り、風紋を見て楽しみました。日が昇っても砂漠にいたのは私たちだけ。当然のことながら周りに高い建物はありません。よって視界良好、どこまでも砂漠を見渡せます。こんな経験、もう二度とできないと感動。

昨夜同様に大量の朝ごはんをいただいたのち、砂漠の遊牧民ベドウィンハウスへ。途中、砂漠の中を車でブイブイ走ります。ガイドさんは私たちを楽しませるためわざと激しい運転をします。きゃっきゃっ楽しみます。

ベドウィンの挨拶をガイドさんより教え込まれます。「さるまるこんさーまらー」難しいです。ベドウィンハウスでも、オマニーコーヒー、デーツをいただきます。ベドウィンに引きつられキャメルライドを経験!お散歩です。ラクダは予想以上に背が高く驚きました。しかし、のんびりゆっくり歩いてくれました。かわいい。写真撮影にもきちんと応じてくれるとてもいい子でした。ありがとう!

また、ヘナアートも右手にしてもらいました。素敵です!しかし、ヘナ、なかなか消えません。ヘナ施術後8日ですが、消えていません。

オマニコーヒーとデーツ(なつめやし)

村の集会かなにかあったのでしょうか?

ワディバニハリッドに来ました。

観光地化されたワディシャーブと思っていましたが、壮大さは同等!ここでは、女性のビキニ厳禁なようで、事前に注意を受けます。ワディシャーブは岩山、岩場、砂地、オアシスでしたが、ワディバニハリッドは岩山、オアシスな印象です。

こちらのレストランでランチをいただきます。ビュッフェスタイルでおいしくいただきました。帰り道、ファラジを通って帰ります。水は透き通り綺麗です。魚もいました。

その後、ニズワへ移動しました。ニズワフォートを見学しました。屋上からは、岩山、街並みを見渡すことができます。上から煮えたぎった油をかける仕掛けがあったり、さまざまな用途の部屋があったり楽しめます。

当初はマスカットで日本円からオマーンリアルに両替するつもりでしたが、うっかり失念しておりました。そこで、ここオマーン第二の都市ニズワで両替をすることにしていました。しかし、日本円を両替できません。何件か銀行をまわりましたが、やはりできず。ATMでもお金を引き出すことができませんでした。ここでもガイドさんは、ガイド時間を超過しているにも関わらず、知り合いに聞きまわるなど対応くださいました。結局両替はあきらめ、ガイドさんよりオマーンリアルを借りることに・・・すみません。

ニズワスークには至るところにツボが置かれていました。近代的なお店から古風なお店まで徒歩圏内にさまざまありました。

なにを焚いているんでしょうか?乳香でしょうか?

ホテルはヘリテージイン。ニズワスーク、ニズワフォートから徒歩5分の立地の良さ!また土壁のホテルで雰囲気抜群でした!扉がかわいい。南京錠で施錠します。もちろんお部屋の中にも飾りの壺が。レストランではニズワの街並みを見ながら食事ができます。

ニズワヘリテージイン

4日目 ニズワ⇒ジャバルシャムスへ。

ニズワ散策後、ジュベルシャムスへ向かいます。ぐねぐね回りくねった道をひたすら走ります。はじめは舗装されていた道も未整備になっていきます。風景はもう異世界。鋭く切れ落ちた崖を横目に進みます。

ジュベルシャムスでは、今までのガイさんとは別のトレッキングガイドに案内を依頼。3時間のハイキングを楽しみます。ハイキングと聞くとのんびり散策と思いがちですが、危険を伴うものでした。足を踏み外せば、崖に。また、足元もごつごつの岩でした。ガイドさんの歩みは早く、帰りには、もうぜえぜえはあはあ息も絶え絶え状態でした。そこらかしこにヤギがいます。岩山に人が住んでいた当時の住居、畑、モスクも見学できました。岩場をひたすら歩く3時間のハイキングはとてもハードでしたが、壮大な岩山の峰に圧倒されました。

ニズワからジャバルシャムスへの道中(約1時間半)

いよいよ3時間のトレッキングに出発。トレッキングガイドさんの後に続きます。

コースはW6ルートと呼ばれているものです。

割と気楽な感じの服装で参加ですが、なんのなんの・・・

かなり集中力を必要とするコースです。

その後、アルハムラ村、ミスファ、ミルカアトアルモウズを周りました。ミスファでは車から下車し、村を楽しみました。まわりは岩山ですが、村は緑が生い茂り灌漑設備が整っていました。住居は岩、土でてきていました。その後、マスカットまで移動しました。

マスカットは、今までの景色とは一変、綺麗な都会でした。マトラスークを楽しみます。かわいいお店を見つけるも、スークは大変入り組んでおり、同じお店にまたたどり着くことができない。方向音痴の方には大変厳しいスークでした。 カードの使用も可能でした。しかし、現金で値引き交渉をするのも楽しいです。


5日目 マスカット⇒ドバイへ。

8時から11時までのスルタンカブースグランドモスクへ。バスで行くことにしました。ホテルのあるマトラからルイへ、ルイからモスクへ。バスの乗車にあわあわしていると、いろんな人が、このバスに乗るんだ、ここで降りるんだと親切にしてくれます。

グランドモスクには、ふくらはぎよりも長いロングスカートを着用していったのですが、足首が見えていると注意を受けました。キャミソールタイプのスカートだったので肩からはずし腰で履き足首を隠し見学しました。有料でアバヤの貸し出しもあります。また、係の方がスカーフを頭にかわいく巻いてくれます!

グランドモスクは大きくきらびやかで圧巻でした。装飾品ひとつひとつが丁寧で外壁をみるだけでもあっという間に時間が過ぎます。モスクは11時きっかりに閉められチラリと覗くこともできなくなるほど時間厳守でした。

帰りのルイのバス停では、モスクに向かう私たちのことを覚えていてくれていて「モスクは見れたか」とわざわざ聞きに来てくれるバスの運転手さんも!「見れたよ!」と伝えると嬉しそうな顔をして自分の持ち場に戻っていかれました。


マスカットを楽しんだあと、ドバイへ移動しました。

ドバイから関空の飛行機が深夜3時5分であったため、マスカットを早めに出発し、ドバイ観光をしました。

ドバイはきらびやかで華やかな国でした。ドバイモールでドバイファウンテン(噴水ショー)を楽しみました。ダイナミックさに涙が・・・

6日目 ドバイ⇒関空へ。

その後、ドバイの空港でお土産を購入した後、空港シャワー(無料です!)をし、飛行機へ。爆睡し、気が付けばもう関空。予定より30分ほど早く着きました。

オマーンには、壮大な岩山、砂漠、海、モスクや街、さまざまな景色を楽しむことができます。野生のやぎ、ラクダにも会えます。日本では体験することができないような経験ができ、大変満足でした。中東の国と聞くと危ない印象を受けますが、オマーンはとても穏やかで親切な国でした。困っていれば誰もが親切にしてくれました。オマーンはとてもダイナミックでとても穏やかな国でした。


オマーン素敵エピソード

●2人でカフェに入るも、一人はお腹がすいておらず一人分のハンバーガーを注文。2人分注文しないのかとは聞かれましたが、一人分でお願いしますと返答。嫌な思いをさせてしまったかなと思っていると、いきなり二人分のジュースのサービスが。しかもどの味がよいか選べとまで。いきなり入ったお店で「どこから来たの、兄弟?」程度の会話しかしていないのに。申し訳なく思い、やはりお腹はすいていなかったもののサイドメニューを注文。しかし、そのサイドメニューもサービスすると言い、お金を受け取ってもらえませんでした。

●銀行がお昼休みでマスカットで日本円からオマーンリアルに両替ができなかったとき。休憩中の銀行職員の方に日本円を両替したい旨伝えましたがその職員の銀行では両替をすることができませんでした。しかし、お昼休みであったにも関わらず他の銀行まで案内してくれるなど、大変親切にしてくれました。

●ガイドさん、とても気を使ってくれました。急ぎで観光をしているとき、私たちのかばんを持って移動してくれました。車での移動中、日差しがまぶしく目を細めて景色を見ていると、それに気づき車を止めて簡単な日よけを作ってくれました。

●日本車が多く、誰もが日本のことを知ってくれていました。


オマーンを楽しんでもらいたいと、自分たちの大好きな国を私たちにも同じように好きになってほしいと、損得関係なく自然に親切にしてくれている印象でした。そんなオマーンを私たちは大好きになりました!!

このたびは、ありがとうございました。

(大阪在住 2名)